2022年12月17日（土）に「第１回　医療的ケア・重度身心障害児者を中心として～ 防災ネットワークセミナー
～当事者・支援者が手をつなぐために必要なこと」を本学学院ホールで開催しました。

当日は、冷たい雨にもかかわらず39名の方に参加いただきました。

第一部は、3名の講師による講演です。

初めに、大阪大学大学院人間科学研究科の石塚裕子先生によるテーマ「防災×福祉×まちづくりー誰もが助かる社会をつくるために」のご講演でした。ネットワーク構築をまちづくりのハード面から考える視点はとても参考になりました。

続いては、NPO法人 輪母ネットワーク代表の吉田琴美さんと副代表の田中美紀さんによる
テーマ「防災を通してつながる支援の輪～防災の活動から見えてきた大切なこと～」のご講演でした。
生野区が何年もかけて防災ネットワークを構築されてきたプロセスをわかりやすくお話くださいました。

第2部は、シンポジウム形式の座談会です。
5名の方に登壇いただき、現時点で行っている防災の取り組みのお話をしていただきました。

このプロジェクトの取り組みは、ある当事者からの「災害が起きたら、あきらめます」という一言がきっかけで始まりました。
昨年から様々な方にお会いして、種を撒いてきました。
まだまだ、花開くことは先にはなりますが、まずは顔の見える関係づくりの第一歩になったと思います。
この出会いを大切に少しずつ前に進んでいきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

医療的ケア児者・家族のための防災プロジェクト一同