地域貢献 2025.02.02
「保育者のための実践講座―子どもの日常保育から考える運動遊びの指導法―」を実施しました。
2月1日(土)10時30分~12時、大学1号館3階301教室にて、本学非常勤講師の程野幸美を講師として、「保育者のための実践講座―子どもの日常保育から考える運動遊びの指導法―」を実施しました。保育園・幼稚園でよく目にする「跳び箱」「前転」の補助の方法を体験的に学んでもらいました。参加者は、幼稚園関係者・幼稚園教諭・保育士、それに本学教育学部3年生などの6名でした。また、5歳児の園児にも参加してもらいました。まず、「寝返りを打つ」「這う」「跳ぶ」「食べる」「歩く」「走る」などの0歳児の日常生活での動きの一つ一つが幼児期の運動遊びへと繋がり、「跳び箱」「前転」の基礎が培われていることを説明しました。
つづいて、「動きの分析」という手法を説明しました。これは、子どもが様々な活動をスムーズに行えるようにするために、一連の動作を一つひとつの動きに分解し、それらの一つひとつの動きをゆっくり見せて、その動きを真似ながら身に付けさせる手法です。これらを踏まえて、保育者間でグループワークを実施しました。まず初めに「跳び箱を跳ぶ」ための一連の流れを考えてもらいました(「動きの分析」)。そして助走・踏切・着手・開脚・着地に至る一つひとつの動きを確認し、助走の距離、手のつき方、ジャンプして開脚する動きを様々な用具を使って指導しました。
そして実際に跳んでもらいました。
前転でも同様に、「動きの分析」をおこなったあと、回転時の体の丸め方・手のつき方等の説明を行い、実際に前転をしてもらいました。その際、保育者役と子ども役に分かれて交代で体験してもらいました。
みなさん、熱心に、そして積極的に参加して下さいました。アンケートにおいても次の講座開催を希望される声をいただき、また具体的な要望もいただきました。これらを参考に次年度の企画を考えてみたいと思います。