地域貢献 2024.03.27
第3回 医療的ケア児者のための防災ワークショップを開催しました。
3月16日(土)、大阪信愛学院大学 学院ホールで第3回 医療的ケア児者のための防災ワークショップを開催しました。
今回は、第1・2回目のセミナーの参加者から、参加者間でディスカッションをしたいとご意見をいただきましたので、初のワークショップを開催しました。
参加者は、医療保健福祉教育の専門職と当事者家族様の合計39名です。当事者家族様は7名ご参加いただきました。
防災士であり、当事者家族でもある田中知子様を講師にお招きしました。
まずは、アイスブレイクとして、防災に関する基礎的な知識を深めるクイズを5問出題です。さすが、防災に関心のある皆さまは、難なく解答できていました。
後半は「災害シミュレーション」を行いました。
「大地震が起こり在宅避難を決めたが、主治医や訪問看護ステーションの電話がつながらない。薬や物資、情報はどうやって入手できるのだろうか?」等、実際に起こり得るシチュエ―ションの中、どのような行動をとれば良いのかをグループで話し合いました。
皆さん、本当に真剣に考えていただき、講師の田中さんもこんなに多くの意見がでることはないですと、驚いておられました。
今回は、NHKの取材が入り、3月17日(日)に放映されました。
メディアを使って、医療的ケア児者のことを知っていただく良い機会となりました。
2024年度も「医療的ケア児者を支援する多職種間の連携」のためのワークショップやセミナーを企画しながら、 「情報ハブ拠点としての体制整備」をどのようにしていくか具体的に検討していきます。