その他 2020.06.06
高3ブログ No58
~学年主任エッセイ(4)~
『習慣の大切さ』
今日は「習慣」について考えていきたいと思います。よく「学習習慣」とか「基本的生活習慣」といったように「習慣」という言葉をよく聞きます。辞書によると習慣とは、「長い間、繰り返し行われていて、そうすることがきまりのようになっているもの」と書かれてあります。皆さんが日々の生活のなかで、長い間、あたりまえのようにしていることをイメージしてください。食事の後の歯磨き、早寝早起き、夜に日記を書くなど、誰でも1つや、2つはあたりまえのようにやっていることがあると思います。これが習慣なのです。
古代ローマの哲学者キケロ氏の言葉で「習慣とは第二の才能である」という言葉があります。運動能力や性格・記憶力など、生まれつきもっている才能にはもちろん個人差があります。しかし、才能をもっていても何もしなかったらその才能は開花されません。逆に、成功した人は、必ず何かよい習慣をもっていることが多いです。
例えば、2019年3月に引退した元プロ野球選手の鈴木 一朗さん(イチロー選手)は、現役時代、ベストなコンディションで試合に臨むために、試合前はいつも同じ練習メニューを黙々とこなし、試合後は自分の体のメンテナンスはもちろんのこと、使用したグローブやバットを自分で磨きながら、一人でその日のゲームを振り返っていたそうです。
私達一人ひとりにいえると思うのですが、自分の習慣というのは自分でつくることができます。また、これまでの習慣を変え、新たなよい習慣をつくることもできます。そして、その習慣を続けることによって才能が開花していくのです。
最後に、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ氏の有名な言葉を紹介します。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる」
高校3年生のさらなる成長を願っています。
高3学年主任 原 真巳