イベントレポート 2021.02.04
総合学習『≪三匹のこぶた≫裁判』
先週と今週の総合学習はNHK for Schoolの「昔話法廷」を題材に判決の出ない法廷ドラマで考える力を身につけます。
被告人は末っ子のこぶた。煙突から侵入してきたオオカミを、お湯が沸く大鍋にフタをして閉じ込め殺害した。こぶたは、正当防衛で無罪か?それとも計画的犯行で有罪か?(公式NHK for Schoolより)
生徒の意見はどうなったのでしょう。
個人としての意見
無罪19:有罪7
クラスとしての判決
『有罪』
無罪の意見
○失敗した時のリスクが高いのに計画的にオオカミを誘いだして殺したとは思えない。
○煙突の中に油を塗ったり、煙突の出口に板を打ち付けることはそんなに簡単なことではないので正当防衛だと思った。
○他の二人の兄弟たちも危険にさらすようなことを頭のいいトン三郎はしないと思う、よって正当防衛である。
○豚肉パーティは共食いになるからするわけがない。
○トン三郎が計画していたという確実な証拠がないから。
有罪の意見
○トン三郎は窓やドアを塞いだのに煙突は塞いでいなかったところがおかしいと思った。
○オオカミが釜の中に落ちてきて、殺した時に「ホッとした」という発言に違和感を感じた。
○正当防衛ではなく過剰防衛ではないか。
○オオカミが熱いお湯に落ちたから火傷を負っている、その時に逃げることができたはず。
○腰を抜かしているのに素早くフタをおき、その上に石を置くことは不可能だから。
多数決に頼らず、自分たちの意見をお互いに認め合ってクラスとしての判決にたどり着きました。