保育・行事の様子 2024.02.20
素敵なコンサート~豊嶋泰嗣様、林七奈様、吉岡麻梨様~
素敵なご縁をいただき、ヴァイオリ二スト豊嶋泰嗣様・林七奈様、ピアニスト吉岡麻梨様がお越しくださりコンサートを催してくださいました。
美しい音色が聴こえます。「何の音?」「きれいね!!」子どもたちは少し不思議そうに、そして興味津々でした。
美しいヴァイオリンの音色が聴こえてきました。エルガー「愛の挨拶」です。
じっと見つめながら聴く子、不思議そうにしている子、目を輝かせて聴いている子・・・。みんな惹きつけられるように聴いていました。
林七奈様が子どもたちに優しく語りかけてくれます。「手拍子をしても良いし、好きなように聴いていいんですよ。」素敵な音色、優しいお言葉に子どもたちはほっこりしていました。
ヴァイオリンとピアノによる、ベートーヴェン「スプリングソナタ1楽章」です。素敵な演奏が続きます。
バッハ「2つのヴァイオリンの為の協奏曲より1楽章」です。音楽の雰囲気が変わり、子どもたちの動きが変わりました。
ヴィヴァルディ「四季より冬」です。リズムに合わせ子どもたちは体を上下に動かしたり、頭を動かしたり・・・。大人とは違い全身で音楽を受け止めていました。
ムソルグスキーの「ホパーク」、コサックの踊りに由来する音楽です。四つ這いになり足を伸ばしたり、縮めたり。0歳児さんのゆめぐみさんが、立ったりしゃがんだり。思い思いに感じたことを表現していました。
ブラームスの「子守唄」です。優しいメロディに愛情に満ちた歌詞は、世界中で愛されている子守唄の一つですね。さっきまで体を動かしていた子どもたちは、穏やかな音色にくつろいだり寝転んだり、お友達と顔を見合わせたり、触れ合ったりしていました。ゆめぐみさんはまどろむ姿もみられましたよ。
ハチャトゥリアンの「剣の舞」です。野性的で熱狂的なリズム・・・。中でも2歳児さんは体を上下に動かすだけでなく、両手に力を入れ体全体を使い音楽を感じていました。1歳児さんも急に立ち上がったり、屈伸したり。音楽のパワーはすごいですね。
グノーの「アヴェ・マリア」です。山本先生が伴奏をしました。
2歳児さんからお歌のプレゼントです。子どもたちの大好きな「マリア様のこころ」「大阪信愛学院保育園園歌」です。毎日歌っている大好きな曲です。
子どもたちからお礼にプレゼントを渡しました。にじぐみさんからはネックレス、ほしぐみ・つきぐみさんからはフォトフレームです。子どもたちが作りました。
最後ににじぐみさんは一緒にお写真も撮ってもらいました。全身で感じたこの素敵な経験は、子どもたちはもちろん、私たち職員にとっても忘れられないひと時となりました。子どもたちの為に素敵なひと時をプレゼントして下さった豊嶋泰嗣様、林七奈様、吉岡麻梨様。本当にありがとうございました。
豊嶋 泰嗣Yasushi Toyoshima【ヴァイオリン】【ヴィオラ】
プロフィール
桐朋学園女子高等学校、桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。
桐朋学園在学中よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者としてソリスト、室内楽、コンサートマスターとして演奏活動を始める。
1986年、大学卒業と同時に22歳で新日本フィルのコンサートマスターに就任し楽壇デビュー。その後もサイトウ・キネン・オーケストラ・ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ等でコンサートマスターを務め、指揮者、オーケストラからの信頼も厚い。
97年からは九州交響楽団と新日本フィルの強い要請により両楽団のコンサートマスターを兼任するという異例の就任で注目を集めた。
現在は新日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉コンサートマスター、九州交響楽団の桂冠コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター、京都市交響楽団の特別名誉友情コンサートマスターをつとめている。
近年ではコルンゴルト、三善晃、バルトークなど、近現代の協奏曲のソリストとしてもオーケストラの定期演奏会に出演。2016年のデビュー30周年にはチェンバロの中野振一郎氏とバロックのレパートリーによる演奏会を開催して好評を博した。
2017年と2018年の2年に渡りモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲演奏を指揮者無しの弾き振りで大阪交響楽団と行い、その演奏はライブレコーディングでCD化され好評を博した。
さらに2019年には結成20周年を迎えたアルティ弦楽四重奏団の演奏会や、ピアノフォルテと演奏したベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲演奏など、関西を拠点にした新たな活動に注目が集まっている。
また、ピアニストのマルタアルゲリッチ との共演で、大分県別府市やイタリアのローマで成功を収めた。
指揮者の小澤征爾氏との30年に渡る信頼関係から、サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でコンサートマスターを務め、急病で降板した小澤氏の公演で度々指揮者無しの演奏を任され成功に導いた。2018年12月に1年2ヶ月ぶりに指揮台に立って話題となったサントリーホールに於けるドイツグラモフォン創立120周年ガラコンサートでもコンサートマスターを務めた。
2019年11月にはバッハのヴァイオリン全作品(無伴奏ソナタ6曲ヴァイオリンソナタ6曲ヴァイオリン協奏曲6曲)を3回に分けて演奏するコンサートが京都で開催し、その成果により第29回青山音楽賞 青山賞を受賞した。
京都市立芸術大学、小澤征爾音楽塾、アルカスSASEBOのジュニアオーケストラの指導など、教育活動にも力を入れている。
CDはポニーキャニオンからソロを3枚リリース、またアルカスSASEBOで録音したアルバム「テンダリー」をオクタビアレコードよりリリースした。室内楽のCDは海外レーベルも含め多数発売されており好評を得ている。
91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。平成25年度兵庫県文化賞受賞。第42回(令和5年度)京都府文化賞功労賞受賞。京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学および大学院講師。
林 七奈Nana Hayashi【ヴァイオリン】
プロフィール
京都市立堀川高等学校音楽科を卒業。東京芸術大学 音楽学部器楽科を卒業。
第7回日本室内楽コンクールに於いて入賞(ピアノとのデュオ)2002年蓼科音楽祭にて蓼科賞を受賞。
また国内外の音楽祭、セミナーにて優秀者演奏会、招待者として出演。
2005年9月より大阪シンフォニカー交響楽団(大阪交響楽団)コンサートマスターに就任。
2008年1月より3年間 イタリア コモ歌劇場室内オーケストラ コンサートマスター兼任。
任期中 ソリストとして、また自身プロデュースによるコンサートも行い、新聞 テレビなど多数取り上げられた。
また共演者はカルテット・スカラ、ミッシャ・マイスキー、デイビッド・ギャレット、アレキサンダー・ロンクイッチ、ダニエロ・ロッシ、ジュゼッペ・サバティーニ各氏。
室内楽では安永徹、市野あゆみ、豊嶋泰嗣、堀米ゆず子、四方恭子、上村昇氏など多数に渡る。
2009年よりサイトウキネンオーケストラ(セイジ・オザワ松本フェスティバル)に出演。2011年の中国ツアーにも参加。
2012年 関西弦楽四重奏団 結成。
2014年度 大阪文化祭賞 奨励賞 受賞。
2015年度 咲くやこの花賞 受賞。
2016年3月にはファーストアルバム「関西弦楽四重奏団 グラズノフ&ボロディン」をリリース。
また大阪芸術大学 講師として後進の指導にもあたっている。
吉岡 麻梨Mari Yoshioka【ピアノ】
プロフィール
兵庫県立西宮高校音楽科卒業
武庫川女子大学器楽科ピアノ専攻首席卒業。
中学生時西宮交響楽団・大阪交響楽団と共演。大学時アメリカインディアナ州にて、二台のピアノコンチェルトを共演。
YAMAHA演奏指導グレード4級。
ピティナ指導協会会員。
大学卒業後はJTメソッドの発案者、田中準子氏のもとで子どもにむけたレッスン指導方法を徹底して学ぶ。
結婚後は、子育てから親子コンサートに積極的に参加。我が子の成長と共に、現在は四世代コンサートも実施。未就学児童から、就学児童、それぞれの段階にアプローチするコンサートを企画。
緊急事態宣言後1年間、Instagramにて毎日一本の動画コンサートを配信し、そこからの依頼も積極的に引き受ける。
kumaさんトリオwith優(歌手をいれた4人組)を結成し、親子コンサートを定期的に実施。学校公演・アウトリーチ・ケアホームでの演奏を得意とする。
100万人のクラシックライブ関西エリアスタッフ&ピアニストとしてコミュニティの活性化と後進の育成に力を注ぐ。
現在、子どもに向けたアプローチをアップデートすべく、合同会社エデュセンスにて絵本講座とエデュケーター講座を受講。